鉛色ポエジー Annex

Webサイト『鉛色ポエジー』の別館です。迸る青春のテキストをご堪能あれ。

どっちつかずの散文ショー

やはり、サイトを更新するというのは難しい。というのを、今まさに現在進行系で実感している。以下、それに対する、冗長でとりとめのない、言い訳と自己弁護の羅列である。

ぼんやりとした日々を過ごしている。日常はドン・キホーテの店内のように、曖昧で雑然とした秩序の上に辛うじて成り立っているように思える。この鉛色ポエジーというサイトも、似たような構造を持つ。昨日があって今日があるように、文章は独立しているわけではなく、非常にぼんやりとした形で、たがいに影響を及ぼしあっている。それをふと疎ましく感じる瞬間がある。やはり、サイトの色からはみだしたことを書きたいときは、過去の文章が足枷になる。勿論、書こうと思えば書けるのだが、本棚に鯖寿司が置いてあるような場違いさは否めない。逆に、サイトという形をとるからこそ映える文章もある。100質なんかその最たるものである。あれは、ほかの文章がなければただのどうでもいい自己紹介である。文章を読んでその著者に対して興味を持つ(ことがある)からこそ、読まれるようなものである(と思う)。自分が書いた文章は、サイトの文章として相応しいものと、そうでないものとがある。最近は自信を持って前者と言えるものが少なくなってきた。そして、前者とも後者ともつかない雑文が増加傾向にある。多分、定期的な更新を疎かにしてしまったがために、サイトの文章足り得るものと、そうでないものとの線引きが曖昧になったのだろうと思う。